はじめまして、こんにちは。週末ピクニックです。
こちらは「ハロオタブログAdvent Calendar 2024」24日目の記事です。今日を入れて残りあと2回!みなさんお疲れさまです。
わたしは今、ノリに乗っている。完全に週ピクの時代が到来している。
その大きな理由は、約2ヶ月前から始めた現在の仕事がめちゃめちゃ自分に合っているからだ。
今回は「邂逅はSo goodだ*1」というアドカレのテーマに沿って、現在の仕事および職場との邂逅について書きたいと思います。
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わたしはことし、1年で二度の転職をした。
2月から働き始めた会社が肌に合わず、あっという間にそこで生きていくのが困難になった。理由はいろいろあるけど、本筋ではないのでここではいったん割愛。自分が比較的元気だったからなんとかなったものの、絶望的に合わないな~~~という場所で出口がわからないまま耐え続けるのはとても苦しいものだった。
仕事を変えたいと思いつつ、当時30才ですでに3社目、新卒のときの就職活動からずっと、特に計画性もなく、ステップアップのための転職なんてしたことがないまま逃げの選択ばかり続けてきて、労働者としての自信も自覚もなかった。
ここにいてはいけないという確信だけを杖に、一刻も早くここから逃げたい、辞めたら次はどうしようか、自分に合った仕事ってこの世に存在するのか、存在したところでチャンスは自分にあるのか……と切羽詰まって転職サイトを徘徊していた。独り暮らしの真っ暗なワンルームで布団にうずくまってスマホの画面に張り付く時間は、テザーもないまま宇宙に放り出されたようで、孤独だった。
そんなとき、とあるドラマを見ていた。大好きなケンティーが出ているからという理由で見始めた作品だったけど、それがすごく面白かった(ついでにケンティーは超キュートだった)。見ているうちに、ケンティー演じる主人公を相棒としてアシストする役の方の職業が気になった。調べてみて、もしかしてこの仕事、わたしに向いているかもしれない......と思い込んだ。思い込みが激しくそれが行動に結びつきやすいのは、わたしを愛すべきべきhumanたらしめているところであり、同時に悪いところでもある。今回は良い方に転がった。
激しい思い込みによってその職種一本に絞られた転職活動は、驚くほどトントン拍子で進み、複数の企業で選考が進んだ。今までの転職活動でこんなことはなかった。ちなみにとある友人は当時のわたしを見て「暴走列車も行き先が合ってれば特快だもんね」と言った。言い得て妙。
そして迎えた、第一志望の最終面接。
最後の方で、あなたが大事にしていることはなんですか?という質問があった。
大事にしていること……?
特に座右の銘やスローガンを掲げずに生きてきた人間には難しい質問だった。一拍迷って、こんな言葉が口をついて出た。
「諦めるよりこだわり抜く、です。」
これは、アンジュルムの川村文乃ちゃんが座右の銘に掲げていて、かつ、卒業発表時にブログに書いた言葉だった。
「諦めるよりこだわり抜くことが出来てよかったです」と。
そう、この面接は、文乃ちゃんがグループの卒業と芸能界引退を発表した直後に行われたのだった。当時文乃ちゃん卒業のさみしさで頭の中がいっぱいだったわたしは、つい、文乃ちゃんの言葉を引用したのだ。
これが決め手になったのかはわからない(し、多分ちがう)けど、無事内定をもらったわたしは今こうしてここにいる。
ケンティーがいなければ気にも留めなかった職業を、文乃ちゃんの言葉で手に入れた。
好きなアイドルたちによって、良い仕事・良い職場との邂逅がもたらされた。
独身の大人がアイドルに熱をあげていることはしばしば見下される。まるで自分の人生という現実から目を逸らす、愚かで未熟な行いのように言われることがある。
いや、何より自分の内側に、そういう卑下があったのかもしれない。
同級生たちが結婚はおろか子を育てたり家のローンを組んだり後輩の指導をしてる一方、独身でたった一度の短い交際経験は10年も前で職を転々としてアイドルのことばかり考えている自分を、"30才らしく" ない自分を、成熟していない人間として価値を低く見ていたのかもしれない。
けれどもわたしはこの経験を通して、自分は好きなアイドルと共に、文字通りこの現実を生きているんだと思った。
大きな感動も感傷もなく、ごく自然にそう思った。
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以下、長い余談です。
さて、今回のテーマは「邂逅はSo goodだ」ということで、ここまで現在の仕事との出会いについてポジティブに書いてきた。
しかし実際のところ、2024年という年は、アイドルファンとしてのわたしには邂逅というより別離が色濃い一年だった。
3月にはSexy Zoneが全員卒業という形で名前と体制を変え、わたしがもっとも愛した形は終わってしまった。*2
11月にはわたしを魅了し続けたアイドル川村文乃ちゃんがアンジュルムを卒業し、芸能界から完全に引退した。
正直わたしは、今もずっと打ちのめされている。
でも同時に、うれしくてたまらないのだ。
好きな人たちがこういう決断をする人たちであることがどうしようもなくうれしい。
かれらが、自らの哲学や積み上げてきたものを貫いてくれたことが誇らしい。
それが本人たちにとっても苦渋だったとしても、ひとつの真摯な決断をしたことそれ自体がうれしくて、同じ強さで悲しかった。
今の記憶を持ったままタイムマシンで5年前に戻っても、わたしはまた川村文乃ちゃんに心を奪われるし、Sexy Zoneのことを愛すだろう。
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良い出会いというのは、それ以前と以後で、人生をまったく別のものに変えるパワーがある。
エルファバとグリンダのように、サンとアシタカのように、道を違えても、もう二度と会えなくても、相手と出会ったことで変化した自分自身と対話を続けることで影響を与え続け、その存在が生涯支えになる。
そういう意味で、邂逅とは永遠だ。
別離などに掻き消されるわけがない。
都合の良いファンの幻想だと言われるかもしれないけれど、わたしと川村文乃ちゃんも、わたしとSexy Zoneも、そういう関係性であると信じている。
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最後に、好きだな~~~見てほしいな~~~~という動画をいくつか貼っておきます。
- アンジュルム『次々続々』ライブ映像
「どんな君でも 私は大丈夫/行って おいで/ゾクゾクさせてやれ」という歌詞で全身から力が漲る。これが本物の武者震いや。
変化する人間に対して「"私は"大丈夫」っていう鼓舞、結構新鮮じゃないですか!?変化した先の自分も受け入れるって言ってくれるの、頼もしくってうれしいね。変化するとき人は大抵孤独なので。
- timelesz『because』MV
新メンバーオーディション『timelesz project 』*3を目下開催中のtimeleszが3人で出した最初で最後のシングル。こんなもん……泣いてしまう…………
「鼓動に嘘ついて見つめている その横顔」という歌詞がロマンチックで大好き。
- 中島健人『jealous』Dance Practice Video
明日12/25発売のケンティーのソロデビューアルバム『N/bias』に収録されます。
ケンティーってそのキャラクターが先行して技術があまり評価されていない気がするのですが、ダンスめちゃくちゃうまくないですか!?音ハメがきもちぇ~~~~~~。
そして最初から最後までずっとかわいい。わけが分からない。ケンティーのことが好きかも。
- Mari&Us『Episode 1: Welcome to our Podcast Mari & Us』
2022年にSexy Zoneを卒業し芸能界を引退したマリちゃんがお姉さんのマリレナさんとやっているPodcast。初回で番組のルールとして「元気がないときは元気がないって言う」を挙げていて、やさしいし信頼できる。
雑誌SPURでマリちゃんが持っている連載でも姉弟で対談をしていて、主にメンタルヘルスについて語っていました。Webでも読めます。「本当の成長って・・・中略・・・自分でも気づかなかった痛みや、心の中に隠していた感情に気づいて、自分を理解していくことなんだなって思う」。二人の会話から得る気づきで救われることがたくさんある。
また、このアドカレの記事を読んでいる人はおそらくハロー!プロジェクトを少なからず知っている人々がほとんどかと思いますが、そうでない人のためにわたしの過去記事(訳あって別名義でやっているブログです)を貼っておきます。
絶対負けねぇ!という気持ちになりたい時に作ったプレイリストの楽曲紹介です。
アンジュルムを好きになる可能性の種をいろんな人に植え付けたい!(怖)
seikatsumustgoon.hatenadiary.com
ほかの #ハロオタブログアドカレ2024 参加記事も一通り読ませてもらいましたが、いずれの記事も愛と熱が迸っていて、読んでて楽しかったです!熱心に好きだったまったく別のふたつのものの点と点が繋がって世界の見え方がガッッッと広がる、みたいな話を聞くの大好きだなぁ。
ひとくちにハロオタと言っても、愛する対象も切り口もいろいろですね。あたりまえ体操。明日、最終日を飾るkumaさんの記事も楽しみです。
そして、余談の余談ですが、ちょうどこの記事を書き終えたタイミングで観た映画『ロボット・ドリームズ』が、まさに「邂逅は永遠、別離などに搔き消されない」という話をやっていてびっくりした。地域によってはまだ上映しているので、年末の駆け込みにぜひ!わたしってばこういう物語が飽きもせず本当に好きね。
ここまで読んでくれてありがとうございました。あなたとわたしの邂逅もSo goodだったら良いな。
それでは、すてきなホリデーを!